個人事業主として働くということは、会社員として働くのとは全く違い、個人で仕事をしてその責任も自分で負うということになります。このため、損害賠償などが発生しても、処理するのは自分ということになるでしょう。このため、もし大きな訴訟などになりそうなら、どのようなところに相談すればいいか、いくつかのパターンをあらかじめ知っておくと、いざというときに役に立つかもしれません。
もし開業するので事前に知りたい、というのなら、実は個人事業主や中小企業向けの損害賠償保険というものがあります。これはもし何かやってしまった時、損害賠償などになる費用を補償してくれるというものです。訴訟費用や倍賞損害に関する費用などが対象となりますので、不安なら事前にどういうものか知っておいてもいいかもしれませんね。比較的費用はかかりますが、いざというときのためにもなるでしょう。
また、もしなにかの訴状をもらった時は、弁護士などに相談するのが先決です。法律に関することは弁護士が最も詳しいので、何をするにもまずは弁護士に相談することです。また、公的機関などで無料の法律相談サービスがある場合や、法テラスの相談窓口などもあります。弁護士会なども相談窓口を設けているので、そのようなところに相談に行くのも方法でしょう。最後に同業者です。同業者の中にはそのような経験を持つ人もいますから、相談するとどのようになったのか、あるいはどのようにすればいいのかを教えてくれるかもしれません。